アルコールと中性脂肪

あらゆる病気において、お酒とたばこは悪者扱いです。
たばこはともかく、お酒はほどほどにと言うあいまいな言葉がありますが、このほどほどとは、一体どのくらいなのでしょう?
食事で摂った糖分や脂質は、エネルギー源として使われます。
このエネルギー源がなくなったら困るので、中性脂肪として、体の中に蓄えられます。中性脂肪はたくさんの糖分や脂質を食べれば食べただけ蓄えてしまいます。 しかもその上、アルコールに至っては、肝臓で分解される過程で中性脂肪ができる元となる酵素を発生させてしまいます。 こうして、肝臓は中性脂肪の貯蔵庫となります。
この中性脂肪は体にとっては大切なものですから、正常の範囲でしたら何の問題もありません。むしろ、体の中の脂肪酸がなくなったときに急いで使われることによって、体の動きを維持することができます。 ただ、多ければよいと言うものではありません。 肝臓にためられた多すぎる中性脂肪のために、肝硬変などの恐ろしい病気になる可能性が大きいのです。
先ほどの話に戻りますが、お酒を全くやめてしまうと、そのことが強いストレスとなってしまいます。 そして、今度はそのストレスによって、重篤な病気を引き起こしてしまう可能性が出てきてしまいます。 ですから、お酒はほどほどにすることが大切です。
ほどほど、適量と言うあいまいな言葉がありますが、きちんと数値で表されると安心ができます。 それにはまず純アルコール量を知ることから始まります。
成人男性では適量のアルコールの目安が、1日平均純アルコールで約20g程度と言われています。そして、1日平均純アルコールが約60gになると、飲みすぎとなります。 この20gの純アルコールは、ビール中びん1本分です。 3本は飲みすぎとなります。 ですから、いきなり禁酒をしなくても、1日1本のビールを楽しむことができます。
お酒さえ控えればよいと言うわけではありません。お酒のおつまみにも気をつけなければなりません。おつまみは、比較的油っこいものが多いので、これを一緒に食べてしまうとダブルパンチとなってしまいます。豆類は中性脂肪を排出させる働きをしてくれますので、枝豆などを一緒に食べるとよいでしょう。 飲んだあとのラーメンなどは論外です。
ストイックな生活をしなくても、中性脂肪を減らすことができます。
アルコールに関して言うと、自分の体に適した量、ほどほどの量を知った上でお酒を楽しみましょう。

イマーク